うつ卒業しました。

現代型うつ病とは?

何ごとにも、時代ごとの顔というものがあります。ファッションを例に取れば、だれでも分かりやすいでしょう。バブルが弾けるちょっと前くらいの女の子たちは、みんな肩パッドを入れた服を着て太い眉毛に濃いルージュを引いていました。
細く淡く眉をととのえ、なで肩の女性っぽい身体の線を引き立たせる現代的なファッションとは、ちょっと違います。

もちろん、病気とファッションとは同列で語るべきものではありませんが、「流行がある」という点では変わるものではありません。「現代版」とでも言うべきタイプのものが、存在しているのです。
「新型」と呼ばれるインフルエンザが登場することもありますし、「新型うつ病」とか「現代うつ病」と呼ばれるうつ病が語られることもあります。
現代うつ病であろうと、従来のうつ病であろうと、早めの診断がカギであることには変わりありませんし、基本的な症状についても変わりはありません。
ただ、従来のタイプに比べると、ちょっとした診断のコツが必要であるということは言えるようです。

「現代型」と言われるだけあって、このタイプのうつ病にかかってしまうのは若い人が多いと言われています。20代から30代の前半といったところが中心となっています。
その症状も、従来のものと比べると、それが病気なのかもともとの性格に由来するものか、判断がつけづらいところがあります。
やたらとイライラしたり、人にあたったり、怒られると異常に落ち込んだりというのが新型うつ病の症状です。
自傷行為をしたり、週の始まる月曜日に元気がなくなったりといった分かりやすい症状もありますが、「単に怒りっぽい人なのかもしれない」とか、「落ち込みやすい、傷つきやすい人なんだ」とか、思われかねない場合もあります。

新型うつ病の場合も、従来のタイプの場合も、病院の心療内科やメンタルクリニックなどで診てもらい、診断してもらえることは変わりありません。
特に若い人たちは、心がやたらとザワザワしてしまうとき、うつ病を疑ってみてもいいかもしれません。