うつ卒業しました。

ネットで簡単チェック

日本は「うつ病大国」などと言われています。実際、うつ病にかかってしまう人は年々多くなり、若い人に多い「新型」も登場しました。
病院の心療内科や街のメンタルクリニックを訪れる人の数も、増えているようです。
とはいえ、世界的にうつ病というものを見てみると、公になっている数としては、日本人の割合がそれほど多くないことが分かります。
世界で一番うつ病患者を多く抱えている国はアメリカであると言われていますし、そのほか欧米の先進国を中心として、多くの国に見られるものです。

ただ、「アメリカを始めとした欧米の国々は、うつ病にかかってしまう人に対する受け皿が深く広い」ということは、覚えておくべきかもしれません。
つまり、うつ病の診断を受けるための病院が整っているばかりでなく、もともと「心の病気」について、欧米では古くから研究が進められ、多くの人に理解が浸透していた歴史があります。
診断の方法が確立されたのも、日本に比べると欧米のほうが圧倒的に早かったのです。
日本では、最近まで「精神科」とか「心療科」とかのイメージは必ずしも明るいものではなく、そんな必要はどこにもないのに、どこか後ろ暗い雰囲気すら漂っていた領域だったのです。
欧米では多くの人がちょっとしたことで悩みを打ち明けたり相談したりするカウンセリングを利用しますが、日本では必ずしもすべての人に同じ理解があるとはいえません。なぜか、身体の不調に比べて心の不調は「恥ずかしい」とか「我慢すべき」とかいうヘンな風潮があるのです。
そういうわけで、カウンセリングに行ったり通院したりするのにも、尻込みしてしまう人が少なくないわけです。

そんな中、もちろん専門的な、最終的な診断は病院で行われ、治療も病院で行われるわけですが、「予備的な診断」については自分で出来るようにもなっています。
例えば、心療系のクリニックのホームページ上に「うつ病のチェックリスト」などがあるわけです。そのリストを使うと、「うつ病かもしれない」ということが確かな実感をもって明らかになったりするのです。
ただの疲労ではなく、病気なのだということ。これを自分で確認し、病院へ行く一歩目を自分で踏み出すことが出来る。そんな環境は、徐々にですが私たちの周りでも整っていっているのです。